虫歯のない国へ
■虫歯のない国へ2
しばらくは海も穏やかで何の問題もなく航海は順調に思えました。
数日が過ぎ、冷たさで目が覚めると水びだしでした。
急いで部屋から出ると、船員が総出でバケツに水をかき出しているではないですか。
どうも船底から浸水しているようです。
乗客も手伝い、ようやく水量は減り、一見元の状態に戻りました。
ところが、船長は穴を塞ぐどころか原因を見付けようともしません。
のんきなものです。
それで、少しずつですが浸水は続き船底に水が溜まりだしました。
浸水は量を増し、水の掻き出しは追い付きません。
さあ大変、海面はすぐそこまで迫ってきました。
船は徐々に傾き沈んでいきます。



